糖尿病と歯周病の密接な関係(3)|世田谷区経堂の歯医者|小林歯科医院

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糖尿病と歯周病の密接な関係(3)

投稿日:2023年5月10日

カテゴリ:院長ブログ

糖尿病と歯周病の密接な関係(1)(2)から、糖尿病と歯周病が合併している人は、両方ともきちんと治療して炎症性サイトカインを減らさなければ、どちらも十分な改善は望めないということがご理解いただけたかと思います。

ー血糖をコントロールしたうえで歯周病の治療を行うー

糖尿病で歯を失わないようにするには、治療で血糖コントロールを適切に行ったうえで、定期的な口腔ケアを続ける必要があります。当院では歯科治療の前に血糖の指標であるHbA1cの数値を確認し、あまりにも血糖コントロールが悪い人は治療を見合わせるケースもあります。高血糖の人は感染症になりやすいため、抜歯や歯石除去、インプラントなどの外科的な治療による感染リスクが高いのです。

歯周病を改善するには、正しいブラッシング指導と、歯の表面や歯周ポケットの中に付着している歯石やバイオフィルム(微生物の集合体)を特殊な器具で取り除く『歯周基本治療』が欠かせません。ですから、糖尿病と歯周病がある場合、歯周病の治療を行う前に、まずは血糖をコントロールする必要があるのです。

歯の喪失はQOL(生活の質)を低下させ、糖尿病と歯周病だけでなく、認知症やがんといったほかの病気につながるリスクもアップさせます。糖尿病の方は「歯の健康」も十分に意識していただくことが大切です!

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