「口腔機能精密検査」その内容とは(3)
投稿日:2023年4月26日
カテゴリ:院長ブログ
歯科の新しい病名、「口腔機能低下症」について、その検査方法(①~③、④~⑥)をご紹介しております。今日は、最後の検査項目⑦と検査の費用についてお話したいと思います。
⑦嚥下機能低下
これも2つの方法があります。いずれもいくつかの質問に回答してもらう形式で、1つは嚥下スクリーニング質問紙、もう1つは自記式質問票(聖隷式嚥下質問紙:嚥下状態を調べる質問表)を用いて行います。
口腔機能精密検査で口腔機能低下症と診断されると、改善策として生活習慣や食事の指導を行います。
歯周病や虫歯があったり残歯数が少ない場合は歯科治療が検討されます。また、適切な歯磨きの方法をはじめ、唾液分泌を促したり、舌の筋肉やのみ込む力を鍛えたり、咀嚼機能を向上させるトレーニングなどの指導も行って、口腔機能の改善や維持を目指します。
口腔機能精密検査は保険適用で、費用は3割負担で1500~2000円程度で受けられます。65 歳以上の方やご病気のために運動障害がある方などで,お口の機能が少し下がってきた方が対象です。
特殊な機器を使う項目もありますが、小林歯科医院では準備万端です!歯科衛生士、管理栄養士も在中しておりますので、ぜひトライしてみてみてはいかがでしょうか。
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