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今年も日本顎咬合学会に参加。6月17・18日開催

投稿日:2023年6月2日

カテゴリ:お知らせ

今月17日、18日に開催される第41回日本顎咬合学会に理事長はじめ院長、歯科衛生士ともに出席いたします。

東京国際フォーラムで開催されるこの学会では、全国から歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士が参加します。今年は理事長と厚木院長ペアで「温故知新・二世代にわたる顎咬合臨床(座長:小林和一)」、経堂院長は支部選抜歴代代表者として講演させていただきます。

ここで各講演の抄録をご紹介させていただきます。

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『重度歯周疾患の歯でも適切な治療をすれば歯は残り機能する』ー歯周補綴経過21年ー

小林和一

すべては、お一人、おひとりの患者さんに合った最高の治療を実現するために!私たちの診療室では、院長を含めて、すべてのスタッフ一人ひとりが、自分自身にかたく誓っていることがあります。それは、当院をおとずれた、お一人、おひとりの患者さんにとって,最善の治療とはどんなもので、その治療を最良のかたちで実現するためには、自分には何ができるかを、知力を尽くして考え、実践することです.歯科にはムシ歯や歯周病のほか、ムシ歯もないのに歯が痛い、歯並び、歯の形や色が悪い、などのほか,患者さんを悩ませるさまざまな事柄があります。私たちはこれらの悩みの原因を究明して取り除き、患者さんの「おいしい生活」をとりもどしたいとかんがえています。長い人生の伴走者として、今回、当院における重度歯周疾患の症例を2症例提示いたします。これからの皆様の臨床の一考になれば幸いです。

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『背中』

小林英史

ボス世代とは年齢的に 30年ほどの開きがあり、当然その間に歯科界において「考え方」や「手技」それに伴う「マテリアル」など30年の進歩があり、今なお進化している。私が歯科医師として学び始めた 20年ほど前の駆け出しであった当初は、CTやマイクロの使用、インプラント埋入の考え方やそれらを用いた IOD の応用、審美歯科修復の需要、さらにはデジタルデンティストリーなど、現在では当たり前のように日々アナウンスされているマテリアルや分野もまだ確立、周知されていなかった。今回、テーマとして「温故知新 2世代にわたる顎咬合学歯科臨床」のお話を頂き、「親世代と子世代の違い」と時代の流れについてフォーカスを当てるべきかと考えた。だが、よくよく自分の歯科医師としてのスタンスを考えてみると、「手抜」や「マテリアル」などの時代の進化へのアナウンスやその結果より、「患者の気持ちに寄り添いたい」、「患者のQOLに寄与したい」、「患者の歯を残して機能させたい」など、ある意味歯科界において不変であることにやりがいを感じ続けており、いつの間にやら父親の背中を追っていたことに気づく。そこで今回はボス同様、「1歯では機能に耐えられない歯」を「1口腔単位では機能させることができる」歯周補綴について親子二代でお話ししたいと思う。

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『下顎位を三次元的に検討し咬合再構成をした1症例』

小林友貴

日常臨床において一口腔単位で診査診断を行い、治療を行うことが、口腔の健康の回復およびその長期維持に重要である。そのためには一分野のみではなく、様々な分野について広く深く学ぶ必要がある。咬合崩壊をきたしている患者においては咬合再構成が必須となり,多くの知識・手技の獲得と実現が必要となり難易度は上がる。2021年の「若手歯科医師の登竜門」では卒後3年目に手がけた咬合崩壊症例に対して咳合の安定を図った症例を発表させて頂いた。反省点は多く残るものの、未熟な私が良好な結果を得ることができた一因としては,卒業以来,臨床医にとって百貨店のような学会である日本顎咬合学会で様々な分野について学ぶことができたことが挙げられる。本学術大会は「顎咬合学を語ろう!」をテーマに掲げている。「咬合」には下顎位、上下の対向関係,咬合様式,咬合接触点,顎関節など様々な考えるべきことが含まれる。今回、登竜門での症例とはまた違った咬合に関する問題に、日顎で広い分野を学んできたことで口腔、そして全身の健康の回復が得られた症例を併せて供覧したい。

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