歯ぎしりを軽減する意外な方法|世田谷区経堂の歯医者|小林歯科医院

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歯ぎしりを軽減する意外な方法

投稿日:2023年4月10日

カテゴリ:院長ブログ

 前回、歯ぎしりの原因について触れましたが、やはりマウスピースの製作を希望される患者さんが増えたのは、やはりコロナの影響が大きいと思われます。感染に対する不安はもちろん、外出自粛やテレワークが続くなど、生活環境が一変したことでストレスをため込む人が増えたのでしょう。自宅にいる時間が増えたことで、歯を強く食いしばりながらテレビ、パソコン、スマホの画面を凝視する時間も長くなり、症状が表れた人もいます。

 米国の歯科クリニックでも、「歯が欠けたと訴えてクリニックを訪れる患者の数が増えている」「歯をこすり合わせたり噛みしめるなどの症状が、これまでにないほど広く見受けられる」といった報告があります。やはり、ストレスは知らず知らずのうちに身体に表れていると言えます。

 歯ぎしりを改善するにはストレスを解消したり、生活習慣を見直すことが必要になります。ただ、気づかないうちにストレスが蓄積している人も多く、日常生活で根本的な原因を取り除くのはなかなか難しいと言えます。となると、どんな治療があるのかー

 歯ぎしりの治療はマウスピースを作って就寝時に着用する方法が一般的で、歯の摩耗を防ぐために効果的です。ただ、ストレスによる歯ぎしりが原因で顎の痛みや顎関節症を発症している場合は、マウスピースを装着すること自体が患者さんにとって大きなストレスになるケースもあります。ほかに、無毒化したボツリヌス菌を咬筋に注射して筋肉の動きを抑えるボトックスという治療もあります。

 また、日中に歯を強く食いしばって(クレンチング)歯や顎に痛みが出ている人は、ちょっとした工夫で症状が改善するケースもあります。自宅や職場のパソコン、デスク周り、テレビ、スマホなど、目につきやすい場所やツールに「食いしばらない」「歯を離す」などと記した付箋紙を貼って、それを目にした時に力を抜いて上下の歯を離すようにする方法です。


 これだけで、食いしばりが減って痛みが改善されるケースは少なくありません。そんなの貼らなくても~と思わずに、ぜひ一度お試しください。

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