サイレント歯ぎしり?|世田谷区経堂の歯医者|小林歯科医院

コロナウィルス感染対策についてのお知らせ

  • 日本矯正歯科学会認定医
  • 日本顎咬合学会指導医
  • 日本口腔インプラント学会
  • 日本補綴歯科学会

抜かない治療

  • 丁寧なカウンセリング
  • 03-3426-6400
  • 東京都世田谷区経堂2-3-1 第2経堂ビル1F

サイレント歯ぎしり?

投稿日:2023年4月9日

カテゴリ:院長ブログ

 この時期、新しい仕事に就かれる方や新入社員を迎える方、もちろん新学期を迎える学生さんなど、新年度は変化が大きく期待と同時に不安もつきものかもしれません。

 また、新型コロナウィルスは働く環境に変化を及ぼし、その影響を受けている方も大勢いらっしゃることと思います。

 そうした変化の多い時期、あるいは長引くストレスから、「歯ぎしり」による心身の不調を訴える方が増えています。

 実際、深刻な歯ぎしりに悩んで歯や顎に痛みを訴え、「ナイトガード」と呼ばれる睡眠時用のマウスピースを作りたいと希望する患者さんが明らかに増えています。例えばコロナ以前は1カ月に1人いるかいないかでしたが、最近は月に5~6人ほど来院されています。

 歯ぎしりには3つのタイプがあります。

①上下の歯をすり合わせる「グラインディング」

②上下の歯を強く食いしばる「クレンチング」

③上下の歯をぶつけ合う「タッピング」です。

 いずれも無意識に行っていて、就寝中に起こるケースがほとんどですが、音が出ないクレンチング日中でも知らず知らずのうちに繰り返している人も多いのです。

 歯ぎしりは、ギリギリ、カチカチといった音で周囲に不快感を与えるだけでなく、体にさまざまな悪影響を及ぼします。歯が摩耗して痛みを起こしたり、歯周病の原因になったり、歯の詰め物が取れてしまったり、歯が欠けるケースも珍しくありません。顎の痛みや顎関節症、頭痛や肩凝りの原因にもなります。

 歯ぎしりの最大の原因はストレスで、ストレスが高まる時期には歯ぎしりが頻繁になり、食いしばる力も強くなることがわかっています。「ストレスがかかると解消するために歯ぎしりをする」との報告もあり、歯ぎしりを止めることより「歯ぎしりをしても歯をプロテクトする」という考えの元、ナイトガードの必要性をご提案しています。

次回は、歯ぎしりで顎に痛みがある方への対応についてお話します。

トップへ戻る