「顎関節症」の治療法とは|世田谷区経堂の歯医者|小林歯科医院

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「顎関節症」の治療法とは

投稿日:2023年4月29日

カテゴリ:院長ブログ

 「顎関節症」は、長年の癖やストレス、姿勢、さらに顎周辺の筋肉の強さ、顎の関節の問題など、様々な要因があり、複数が重なっていることもあります。

 癖や姿勢などは改善することは可能かもしれませんが、強すぎる筋肉を自らの意志で弱めることは困難なので、無毒化したボツリヌス菌を咬筋に注射して筋肉の動きを抑える治療を行う場合もあります。顎の関節に問題がある場合、「マウスピース」の作製と「マニピュレーション」という施術が効果的です。

 顎関節は、「下顎頭」という骨の出っ張り、頭蓋骨の下側にある「下顎窩」という骨のくぼみ、その間にある「関節円板」で構成されていて、関節円板は顎を動かすときに骨と骨がこすれないようクッションの働きを担っています。この関節円板が前方にずれていると、異音や痛み、開口障害などが起きます。

 口は開けられるが開閉に応じてカクカクという音=クリックが生じている場合、関節円板がずれたり戻ったりを繰り返している状態と考えられます。そのケースでは、顎の関節の負担を減らしてそれ以上は症状を進行させないことを目的に「マウスピース」を作製し、セルフケアも指導します。

 口が開かない場合は、関節円板が前方にずれて元に戻らない状態です。開かなくなって2週間以内の場合は「マニピュレーション」を行います。術者が手で顎に力を加え、関節円板を正しい位置に戻す施術です。関節円板が元に戻って口が開くようになったら、再びずれてしまわないように口の開閉運動を30分程度行ってもらいます。

 病状がさらに進むと顎の関節の骨が溶けて変形してしまうケースもあります。

 寝起きにこめかみ付近の片頭痛や顎の痛みがあったり、口を開け閉めすると異音がしたり、指1本分程度しか口を開けられない人は、お早目にご受診いただくことをお勧めします。

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